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パラチ|リオデジャネイロから1泊で行ける植民地風情の海辺の町

パラチ(Paraty)は、ブラジルのリオデジャネイロ州南西部に位置する美しい港町です。大西洋の海と山々に囲まれたロケーションにあり、17世紀のコロニアル建築が今も色濃く残る歴史的な街並みが魅力です。かつては金の積出港として栄えたこの町は、現在では観光地として注目され、世界中から多くの旅行者が訪れています。 世界遺産にも登録された「パラチとイーリャ・グランデの文化と生物多様性」の一部であり、自然・文化・歴史をバランスよく楽しめる場所として高く評価されています。

特徴(Features)

1. 石畳の歴史地区

旧市街は17~18世紀のコロニアル様式の建築で統一され、車の乗り入れが制限されています。不規則な形の石で敷き詰められた石畳(ペドラ・ピシャーダ)は当時のまま残されており、まるでタイムスリップしたかのような雰囲気を味わえます。

2. 芸術と文化の発信地

パラチは芸術家や職人が集まる町としても有名です。ギャラリー、手工芸品の店、詩や文学のイベント(「FLIP=文学フェスティバル・ド・パラチ」)が定期的に開催され、文化の香りが漂います。

3. 大自然との調和

周囲には大西洋岸森林(マタ・アトランチカ)と数々のビーチ、滝、山々があり、エコツーリズムの拠点としても人気です。カヤック、ハイキング、ボートツアー、スノーケリングなどのアクティビティが充実しています。

食事(Food)

1. 海の幸が主役の料理

パラチでは新鮮な魚介を使った料理が豊富です。特に名物は「ムケッカ(Moqueca)」と呼ばれる魚のシチュー。ココナッツミルクやパームオイルを使った濃厚な味わいが特徴です。

2. 地元のカシャッサ(Cachaça)

パラチ周辺はカシャッサ(サトウキビ蒸留酒)の生産地でもあります。伝統的な蒸留所(アレンバイク)が点在し、見学や試飲も可能です。「Gabriela」と呼ばれるシナモンとクローブ風味のフレーバーカシャッサも人気です。

3. 多国籍料理のレストラン

観光地らしく、イタリアン、フレンチ、アジア料理などさまざまなレストランもあります。旧市街の小さな中庭付きのレストランでは、ゆったりとした時間を楽しめます。

アクセス(Access)

1. リオデジャネイロから

  • 所要時間:約4~5時間(車または長距離バス)

  • 距離:約250km

  • リオ国際空港(Galeão)から出発し、海岸沿いの美しい道(BR-101号線)を南下するルートがおすすめです。

2. サンパウロから

  • 所要時間:約5~6時間(車または長距離バス)

  • 距離:約300km

  • バスはサンパウロの「Tieteバスターミナル」から1日数便が運行しています。

3. 町内の移動

旧市街は徒歩で十分にまわれる規模です。周辺のビーチや滝に行くにはボートやタクシー、ガイド付きのツアーが便利です。

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