
サンタフェ|アルバカーキから小旅行できるアートと歴史の街
アメリカ南西部、ニューメキシコ州の州都サンタフェは、標高約2,100メートルに位置する美しい高原都市です。1610年にスペイン人によって設立されたアメリカ最古の州都としても知られ、アドビ(泥レンガ)建築に囲まれた歴史ある街並みが魅力です。ネイティブ・アメリカン、スペイン、メキシコ、アングロの文化が融合し、芸術と伝統が息づくユニークな文化都市です。 「芸術の都」とも呼ばれるサンタフェは、ギャラリーや博物館が数多く存在し、毎年多くの観光客が訪れます。また、自然に囲まれたロケーションから、アウトドア・アクティビティの拠点としても人気があります。
特徴(Features)
1. アドビ建築と歴史的街並み
サンタフェ最大の特徴は、アドビ建築と呼ばれる土でできた建物の景観です。市の条例で中心街の建築物はこの伝統的スタイルに統一されており、まるで異世界に迷い込んだような感覚を味わえます。
2. 芸術と文化の拠点
街には300を超えるギャラリーが点在しており、「キャニオン・ロード」には特に多くのアートスポットが集まっています。ジョージア・オキーフ美術館やニューメキシコ美術館など、有名なアーティストの作品を堪能できます。音楽や演劇、フェスティバルも盛んです。
3. ネイティブ・アメリカンとヒスパニックの影響
ネイティブ・アメリカンのプエブロ文化や、スペイン統治時代の伝統が今なお根強く残っており、マーケットや工芸品、宗教行事にその影響を見ることができます。
食事(Food)
サンタフェの料理は、「ニュー・メキシカン・キュイジーヌ」と呼ばれる独特のスタイル。メキシコ料理とは異なり、チリ(特にグリーンチリとレッドチリ)を多用し、トルティーヤやタマレなどを使ったスパイシーな料理が特徴です。
主な名物料理
グリーンチリ・シチュー:地元の青唐辛子と豚肉、ジャガイモを煮込んだ料理。
エンチラーダ:トルティーヤに具を包み、チリソースをかけて焼いたもの。
フライドブレッドタコ:ネイティブアメリカンの揚げパンを使ったタコス風メニュー。
また、サンタフェはオーガニックやベジタリアン対応のレストランも多く、地元産の食材を活かしたモダンな食体験も楽しめます。アートと同じく、料理にも創造性が光ります。
アクセス(Access)
空路
最寄りの空港は「サンタフェ・リージョナル空港(SAF)」。ただし便数は少ないため、主要なアクセスはアルバカーキ国際空港(ABQ)を利用するのが一般的です。アルバカーキからは車で約1時間15分の距離です。
陸路
車(レンタカー):アルバカーキからI-25を北上。ドライブで風景も楽しめます。
電車:「New Mexico Rail Runner Express」という通勤列車で、アルバカーキとサンタフェを結んでいます。
バス:「Groome Transportation」などのシャトルサービスも便利です。
市内はコンパクトにまとまっており、徒歩でも多くの観光スポットを巡ることができます。ローカルのバスも整備されていますが、観光ならレンタサイクルや徒歩がおすすめです。